2015/05/14   

履歴書は、手書きじゃなきゃだめ? 正しい履歴書作成法

企業と自分の状況から、よりよい作成法を選択しよう

「履歴書をパソコンでつくっても問題ないですか?」、最近よく受けるご相談のひとつです。

社歴の長い会社や個人経営の事務所は手書きがよい、IT業界はパソコン作成でもかまわない、などの説がありますが、IT企業でも手書きでの作成を指定している企業はありますし、老舗企業でも、パソコンの履歴書で内定を得た人もいますので、業界や職種で一概に判断できないのが実情です。

それぞれの求人や、ご自身の活動の状況を見ながら、何が最適か考えていくといいと思います。

手書きもデータも準備して、かしこく使い分けよう

「履歴書は手書き」などの指定がある企業には、それに従って作成します。このような指定がある場合、採用担当者は筆跡からもその人をイメージしますので、ていねいに書くようにしましょう。

採用担当者は、筆跡からどのような就職活動をされているのか、仕事に対して熱意はあるか、などを知りたいと思っています。また、実際に宛名書きや、対外的な書類を手書きで作成するような業務がある場合は、スキルのひとつとして文字のていねいさを見ていることもあるでしょう。

逆も然りで、「履歴書はメールにて添付してください」などの指示がある場合は、パソコンの基本的な操作スキルを見られていることがあります。パソコンで履歴書を作成する場合、テンプレートはダウンロードしたものや、東京しごとセンターでもご用意しているJIS規格のものを使用されるといいと思います。

字を書くことが得意な方は、それ自体がアピールになる場合もありますので、どんどん手書きで作成してアピールしていただくとよいかと思います。ですが、例えば在職中の方で、なかなか転職活動に時間が割けない方や、とにかくたくさんの企業を受けたい方は、すべてを手書きで作成していると大変なので、パソコンで作成した履歴書も用意して使い分けていただくとよいかと思います。

ヒントは、ていねいな企業研究にアリ

履歴書作成方法の指定がない場合、履歴書を手書きで作成するか、パソコンで作成するかを判断するのに最も参考になるのは、求人情報です。

例えば、ハローワークで扱っている求人票でしたら「連絡方法」という欄で、企業と求職者が連絡をとるときの方法を指定しています。「郵送」「電話」のみの場合は、あまりメールを使わない、もしくは重きを置いていない企業なのかな、と推測ができます。逆に、「Eメール」と記載がある場合には、パソコンで作成した履歴書でも、すんなりと受け取っていただけるかもしれませんね。

また、裏面には企業の地図も掲載されていますが、こちらもパソコンでつくったものから手書きのものまでさまざまです。そのようなところからも、企業のパソコンに対する使用頻度等が推して測れると思いますよ。もちろん、企業のサイトを見てみて、盛んに更新されているなとか、インターネット関連の新しいことに挑戦していそうだとか、そういう部分からも読み取れることはあると思います。

手書きでもデータでも、「隙」をつくらないこと

手書きにしろ、パソコンにしろ、履歴書を書くときに気を付けていただきたいことは、まずは「空欄をつくらないこと」です。履歴書は、問われたことに対してきちんと回答し、すべての欄が埋まっていることが大原則です。

資格を持っていないから資格の欄に何も書けません、という方もいますが、ここには勉強中のものがあれば「取得予定」や「勉強中」と補足するなどして記載してかまわないんですよ。

写真についても要注意です。履歴書の指定の大きさに合わせて撮った写真を使用するようにしましょう。ほかの用途のために撮影した写真は、顔がとても小さかったり、逆にとても大きかったりするので、毎日何通も履歴書を見ている担当者には、悪目立ちして映ってしまいます。

採用担当者は、履歴書から多くの情報を読み取りますので、とにかく隙をつくらないことが重要です。東京しごとセンターでは、もちろん履歴書の添削も行っていますので、心配な方はぜひ一度、ご相談にいらしてください。一緒に、自信を持って提出できる履歴書を作成しましょう。

(東京しごとセンターヤングコーナー アドバイザー/遠藤 康子)


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