2017/06/06   

「ブラザー・シスター制度」の導入による早期離職防止事例

「東京しごとセンター」のヤングコーナーでは、企業の採用・育成ご担当の皆さまに、採用・職場定着に関する支援サービスを無料で提供しています。また、求職者に対して自社の情報を無料で公開できる「企業情報登録」を行った企業のご担当者様には、若年者の採用や人材育成に注力している企業の取組事例をご紹介する「人材採用・人材育成応援メール」を配信しております。

今回は、配信済みの「人材採用・人材育成応援メールのバックナンバーの中から「ブラザー・シスター制度」の導入で、早期離職防止に効果が得られた事例をご紹介します。貴社におかれましても、採用情報をまとめた「企業情報シート」の公開をご検討の上、採用課題の解決や人材育成・職場定着にお役立てください。

企業データ

企業名:株式会社テイルウィンドシステム
業界:IT
事業内容:オープン系情報システムコンサルティング、ソフトウェア設計・開発、
パッケージソフト開発
従業員数:156名(2016年5月現在)
設立:2004年2月
人材育成の目標:目標に向かって成長できる人材の育成
HP:https://www.tailwind.co.jp/

取組みの内容
ブラザー・シスター制度を導入

新入社員一人ひとりに指導役の先輩社員が1年間つくブラザー・シスター制度を導入しています。ブラザー・シスターの役割は、業務の進め方や社内行事への取組み方を教えたり、困った時の相談相手になったりと多岐にわたります。制度を導入した当初は先輩社員によって指導内容に差が出てしまうことが悩みでした。そこで、新入社員に教えるべきこと、困った時の対処法をQ&Aにしてまとめた「ブラシス白書」というマニュアルを作成しました。これにより、先輩社員の負担を軽減しながら、効果的な新入社員教育を実施することができるようになりました。また、「ブラシス会」という懇親会を開催し、ブラザー・シスターをねぎらうことも制度化しています。

取組みを始めたきっかけ(理由)
相談しやすい環境をつくりたい

当社ではセキュリティの関係上クライアント先で仕事をする社員が多いことから、月に一度の全体会議や社内イベントといった社員同士が顔を合わせる機会を多く設けています。しかし、なにもしなければ全員が全員すぐに馴染めるわけではありません。ブラザー・シスター制度を導入し、先輩社員が新入社員に積極的に声を掛けることで馴染みやすい環境作りをしています。また先輩が後輩に社内ルールを教える仕組みとしても役立っています。

取組みの成果や感想
一人で悩みを抱えて困っている新入社員はいません!

ブラザー・シスター制度を導入することで、新入社員の指導役が明確になります。困ったことがあったら上司だけではなく気軽に兄、姉の先輩に相談できるので、安心して業務に馴染んでいけるのではないでしょうか。業務の進め方はもちろん、職場の人間関係まで、なんでも相談にのっているので、一人で悩みを抱えて困っているという新入社員はいません。ブラザー・シスターとなる先輩社員にも、新入社員に教えることでマネージメント能力が身に付くだけでなく、業務の振返りもできます。ブラザー・シスター制度の導入は新入社員、先輩社員の双方が成長できるメリットがあると実感しています。

育成ご担当者からのメッセージ

当社では、新入社員が会社に馴染み、人間関係を構築してくために、欠かせない存在となっているのがブラザー・シスターです。新入社員の早期離職の防止にもつながっています。

編集部からの一言

「ブラシス白書」や「ブラシス会」と指導役の役割を明確にしたり、ねぎらう機会を設けている同社。ブラザー・シスター制度を導入する場合は指導役のフォロー体制を整えることも大切だと実感しました。