「東京しごとセンター」のヤングコーナーでは、採用・育成ご担当者、経営者向けの採用・育成ノウハウを学ぶセミナーや、若手社員向けに職場定着につなげるための講座等を随時開催しています。

今回は、過去に開催されたセミナー講座の中から2017年5月19日に開催された企業向けセミナー「採用戦略立案のポイント(新卒・中途採用)」の開催概要についてご紹介します。

東京しごとセンターのヤングコーナーでは、企業と求職者との交流の場を設け、直接アピールできる機会として「合同企業説明会」、企業理解を一層深めるイベントとして「企業見学会(JOBトラベル)」、採用・育成のご担当者を対象とした「企業向けセミナー」、育成のご担当者、経営者、管理職を対象とした「早期離職防止セミナー」、若手社員の職場定着を目的とした「ビジネス力UP講座」等、多岐に渡るセミナーやイベントを随時開催しておりますので、貴社におかれましても、採用課題の解決や人材育成・職場定着にお役立てください。

開催報告(当日の様子)

今回の講座では、人材確保のポイントが焦点になりました。

いうまでもなく採用活動は企業にとって重要な経営課題です。しかし今、その重要な課題の解決に多くの企業が苦労しており、人手不足感が産業界全体を覆っています。

人材の確保は激化し、そのしわ寄せは中小企業に及んでいます。何か打つ手はないのか・・・と悩まれている経営者の方々に具体的な情報の提供によって答えを導きだしていきました。講座でお伝えした具体的な情報は下記の通りです。

・新しい情報:働き方改革に連動した平成29年度の助成金改訂など
・新しい見方や活用の仕方:既にご存じの機関や、身の回りにいるスタッフなどが新しい存在に見えてくる
・情報共有:参加者同士の業界の垣根を越えた情報共有は自社の課題解決の糸口になります

講師から採用ご担当者へのアドバイス

採用活動は営業活動に通じる点が多々あります。もし御社が新規の大きな顧客を開拓出来るチャンスを目の前にしたら、様々な工夫をされるのではないでしょうか。採用活動においては何故、そのような努力をなさらないのでしょう。

多くの企業は採用活動について定型的な既存の手法しかとっていないのは実情です。裏返せば他社がやらない手法や、表現を用いてアプローチしない所を狙えば競争に勝って人材を確保出来るのです。

特に中小企業は一度に何十人も何百人も採用するわけではないので「手作り」の活動を通して自社にマッチした相手(人材)を見つけるような気持で採用活動に臨みましょう。待っているのではなく、こちらから攻めていき、自社にほれ込んでもらう作戦で成果をあげましょう。

編集部から一言

既存ではなく他社がやらない手法で攻めの採用をする。難しく感じるかもしれませんが、どのような仕事を任せるのか、その仕事をやり遂げるためにはどのようなスキルや資質が必要かとターゲットを定め、そのターゲットにアプローチするためにはどのような採用広報が必要か。ひとつづつ、丁寧に戦力を立てていけば、自ずと自社にあった採用活動を展開できるのではないでしょうか。