「東京しごとセンター」のヤングコーナーでは、採用・育成ご担当者、経営者向けの採用・育成ノウハウを学ぶセミナーや、若手社員向けに職場定着につなげるための講座等を随時開催しています。

今回は、過去に開催されたセミナー講座の中から2017年6月8日に開催された企業向けセミナー「若者に響く!自社の魅力発信方法」の開催概要についてご紹介します。

東京しごとセンターのヤングコーナーでは、企業と求職者との交流の場を設け、直接アピールできる機会として「合同企業説明会」、企業理解を一層深めるイベントとして「企業見学会(JOBトラベル)」、採用・育成のご担当者を対象とした「企業向けセミナー」、育成のご担当者、経営者、管理職を対象とした「早期離職防止セミナー」、若手社員の職場定着を目的とした「ビジネス力UP講座」等、多岐に渡るセミナーやイベントを随時開催しておりますので、貴社におかれましても、採用課題の解決や人材育成・職場定着にお役立てください。

開催報告(当日の様子)

今回の講座では、自社の魅力発信方法が焦点になりました。

本講座では、若手人材確保に向けた自社の魅力発信の方法についてお話いたしました。生産年齢人口の減少や、景気回復に伴う労働需要の増加により若手人材の確保は益々困難になっています。そうした採用難な環境下において、若者を惹きつけるためには自社の魅力を洗出し、そしてターゲット に届ける必要があります。

企業の魅力は知名度や待遇面といった求人票に記載されている項目だけではありません。内部・外部の視点から自社の持つ魅力を探し出すとともに、母集団形成において効果的に伝える方法をお伝えしました。更に、企業の魅力は母集団形成の時だけでなく、選考過程や内定後のフォローといった採用プロセスの段階でも重要となってきますので、選考プロセス毎の魅力の伝え方についてもレクチャーしていきました。

講師から採用ご担当者へのアドバイス

企業の規模に関わらず、どの企業にも必ず魅力があります。まずは自社の魅力を再認識する事が、魅力発信の第1歩となります。魅力を引き出すために自社だけでなく、外部の力を上手く活用する事も一案です。

そうして見つけた自社の魅力を、若者が利用するSNS等のネットワークを活用することで、従来のような応募を待つだけの「待ちの採用」から、魅力を継続的に発信して応募者を獲得する「攻めの採用」へとシフトする事が 可能となります。また、魅力を伝えるのは応募者を集めるときだけではありません。顔の見える選考過程においても、自社の魅力を伝える機会と捉えてみましょう。こうした取り組みにより採用の歩留まり率の改善に繋がり、また内定後の辞退を防ぐ手段としても効果的です。採用プロセス全てにおいて自社の魅力を発信していきま しょう。

編集部から一言

「自社の魅力を再認識する事が、魅力発信の第1歩」と講師からのアドバイスにあるように、まずは自社にどのような魅力(社風・勤務体系・福利厚生・研修制度・キャリアパス・休暇制度等)があるか、しっかりと把握することからはじめてみてはいかがでしょうか。そして、その魅力を専攻課程のすべてのプロセスで伝えて、熱意をもって求職者を口説いていきましょう。