「東京しごとセンター」のヤングコーナーでは、採用・育成ご担当者、経営者向けの採用・育成ノウハウを学ぶセミナーや、若手社員向けに職場定着につなげるための講座等を随時開催しています。

今回は、過去に開催されたセミナー講座の中から2017年7月12日と7月27日に開催された第1・2回 若手社員を育てるOJT実践講座≪育成担当者向け≫ の開催概要についてご紹介します。東京しごとセンターのヤングコーナーでは、企業と求職者との交流の場を設け、直接アピールできる機会として「合同企業説明会」、企業理解を一層深めるイベントとして「企業見学会(JOBトラベル)」、採用・育成のご担当者を対象とした「企業向けセミナー」、育成のご担当者、経営者、管理職を対象とした「早期離職防止セミナー」、若手社員の職場定着を目的とした「ビジネス力UP講座」等、多岐に渡るセミナーやイベントを随時開催しておりますので、貴社におかれましても、採用課題の解決や人材育成・職場定着にお役立てください。

 

開催報告(当日の様子)

今回の講座では、育成担当者を対象としたOJTの基本・実践方法が焦点になりました。

初めてOJTで育成を担当することになった際、「どうやって育成すればよいのだろう…」と悩む現場担当者は多いです。ベテランの育成担当者でも日常の業務に追われて育成が後回しになることもあります。この講座では、同じ悩みを持つ育成担当者の方々とともに人材育成について考える機会を設けました。
1日目は、人材育成の重要性や育成計画の立て方、OJTの基本やスケジュールの設定について学んでいきました。
2日目は、OJTの活動計画の振り返りや育成におけるコミュニケーション、フォローアップの方法について学んでいきました。
講座の最後には「今後どのように人材育成へ取り組んでいくのか」参加者自身で考え、他の参加者に宣言して終了となりました。

講師から育成担当者へアドバイス

若手社員の早期離職を防ぎ、将来のコア人材に育ってもらうためには「メンター」など斜めの関係性が有効です。メンター制度を導入しない場合でも、育成担当が若手社員に接する際に心掛ける「基本的なスタンス・叱り方・褒め方」と、そのためのツールは、メンターに求められる行動=メンタリングと同じです。傾聴の姿勢(アクティブリスニング)や、ポジティブアプローチなどの“ちょっとした日常のコミュニケーションを変える工夫”で劇的に若手の動きが変わります。ご自身の”日常のコミュニケーション”が育成者視点になっているか確認することから取組んでいきましょう。

編集部から一言

OJTの基本や運営方法は「早期離職防止ガイドブック」でも詳しく解説しています。講座を受講できなかった方は、是非、ご一読いただくことをオススメいたします。
WEB版「早期離職防止ガイドブック」
https://tokyoshigoto-young.jp/wp-content/uploads/soukirisyokubousi_guidebook_h28.pdf