- ご利用者プロフィール
- Yさん。男性。ヤングコーナー利用時27歳。高校時代に臨床検査技師になることを決意。大学→大学院(修士課程→博士課程)と進み臨床と研究を相互補完できる臨床検査技師を目指す。仕事内容については把握していたが、はじめての就活で履歴書の書き方はもちろん面接マナーも分からない! なんとかしなければと、カウンセリングに訪れた。
不安だらけだったはじめての就活
どうして東京しごとセンターを利用しようと思ったのですか?
Yさん:臨床検査技師の仕事は資格が必要なのですが、僕のように博士課程を終えてから目指すのは珍しいんです。新卒ですが、長く学生をやっているので専門学校生や大学生に比べると年齢的にハンデがある。しかも、周りには書類選考は通過しても面接で不採用になる学生も多かったので、自分もそうなるかも…と就活に不安を感じていました。そんな時に、東京しごとセンターの面接対策セミナーが大学であることを知り、藁をもつかむ思いで、参加しました。それが東京しごとセンターとの出会いですね。セミナー終了後に「ヤングコーナーに訪れてくれれば何でも相談に乗りますよ」というアナウンスを聞いて、さっそく行ってみることにしました。
東京しごとセンターを訪れてどう思いましたか?
Yさん:訪問する前は、もしかしたら、民間企業を受ける学生だけが対象で、僕のような医療専門職を目指す人の相談には乗ってもらえなのでは?と思っていたんです。でも、そんな不安はアドバイザーの小林さんに会って吹っ飛んじゃいました(笑) 。 初対面なんですが「僕のような大学院生を採用してくれる病院はほとんどないんです! だから、何社も受けてそのうち内定を取れればいいじゃダメなんです」と訴えると、「一緒に頑張っていきましょうね」と笑顔で応えてくれて、この人となら上手くいくと直感的に感じましたね。
アドバイザーと二人三脚での就活がスタート!
どのように就活に取組みましたか?
Yさん:さっそく、履歴書づくりに取り掛かかることに。何から手をつけていけば良いか分からなかった僕の就活が、小林さんという頼もしいサポーターを得て、二人三脚でスタートしました。小林さんからは「Yさんは、どんな事が得意な人ですか?」という質問がくるんですね。これが履歴書づくりに役立つのかなと思いながらも「研究の成果を発表したり、プレゼンテーションが得意です」と答えると「人に研究成果を伝えるのが得意ということは、就職後は後輩の育成や実験の指導ができるよね。それは、他の受験生にはない強みだよ」とつなげてくれるんです。僕としてはごく当たり前のことだと思っていたので、それが自分の強みだとは分からなかった。そんなふうに、何気ない会話を繰り返しながら、自分の長所だけではなく、どんな臨床検査技師を目指すかといった方向性までもが見えてくる。カウンセリングを重ねるたびに、自分が成長していく実感がありました。もちろん、その過程で履歴書も完成したし面接対策もできました。自分ひとりではできなかったことが、小林さんとタッグを組むことで、計画的にどんどん進んでいきました。
最高のカタチで就活を終えることができました!
面接はいかがでしたか?
Yさん:選考シーズンに突入して受けた最初の病院は一度、書類選考に落ちてしまい、違う部署での2回目の応募だったんです。一度、不採用になっている病院を受けるのって不安なんですね。そこで、急きょ、カウンセリングをしてもらうことに。あいにく小林さんはカウンセリング中のため、別のアドバイザーさんに相談に乗ってもらったのですが「大丈夫だよ」と励ましてくれました。気持ちを切り替えて面接に向かいました。
面接会場で、エントリーシートに記入するのですが、小林さんと一緒に対策したことがそのまま聞かれていて「よしよし」と思いながら記入したことを覚えています(笑) 。面接では、面接官の反応を見ながら、自信を持って伝えることができました。面接対策講座やビジネスマナー講座で面接会場での立ち居振る舞い方を学んでいたので、面接当日は落ち着いて行動できましたね。
いろいろな方に支えられながら取り組んだ僕の就活でしたが、希望する病院から内定をもらうという最高のカタチで終えることができました。小林さんに出会えて本当に良かったと思いましたね。
是非、カウンセリングを利用することをオススメします!
就職活動中の方へメッセージをお願いします。
Yさん:東京しごとセンターを利用して感じるのはカウンセリングの凄さです。カウンセリングは相談やアドバイスとも違うんです。一緒に寄り添ってくれるんです。カウンセリングを受けると不安がスーっと消えて前向きな気持ちになりました。就活が良い方向に進んでいると毎回実感できました。これが本当に良かったですね。
しかも、民間企業志望の学生だけではなく、僕のように医療業界を目指す方への就活ノウハウもある。
就活に不安があるなら絶対に利用したほうがいい。セミナーへの参加だけではもったいない。是非、カウンセリングを利用することをオススメします!
Yさんは専攻である臨床検査の技術を用いながら患者さんに向き合い、現場で見えてくる危険性や問題点を最先端研究の場でも活かしていきたいという、大きな構想を持たれていました。一方、この思いをどのように面接で表現したらよいか不安が伴っていると話され、その眼差しは真剣そのものでした。
カウンセリングでは、特に応募書類や想定問答の検討に力を注ぎ、研究上のエピソードを自由に話していただきながら、課題・工夫・見通し・可能性などの視点から、一つひとつ客観的に再整理。これにより、臨床・研究による相互補完の医療というYさんの描くスタイルが徐々に鮮明になり、意欲とアピールにも展開できるようになっていかれました。今回の就活が大変ドラマチックな過程であっただけでなく、冷静かつ諦めない姿勢を貫かれた事は、社会に出てからも、必ずや力を発揮されるであろう礎になったと思われます。
ご活躍を心より応援申し上げます。
担当アドバイザー:小林 克