2016/12/15   

就活支援のプロも、自分の就活では悩んでいたという話

現在は「就活のプロ」である私自身も、若い頃は就活で悩んでいた

現在は皆さんの就職や転職を支援する「アドバイザー」という立場で働いていますが、私自身、就職活動をしていた頃は、何十社も応募をしても不採用が続いてしまい、それはもう顔を上げて歩けないほど、落ち込んでいた時期がありました。そして、不採用が続くことに対する落ち込みはもちろん、求職期間が長引くにつれて働いていないこと自体に「後ろめたさ」のようなものを感じはじめ、深刻に悩んでしまっていたことを今でも鮮明に覚えています。

就活は、次に自分が携わる「新しいプロジェクト」を探す期間なのだと気づく

その後、私自身も、就業支援を行う機関において「キャリアカウンセリング」を受ける機会があり、親身なアドバイスを受ける中で「後ろめたさ」を感じる必要はないということが次第に分かりはじめました。

たくさんいただいたアドバイスの中で特に印象に残っていることは、『就活は、次に自分が携わる「新しいプロジェクト」を見つけるための″準備″の期間なの!』という指摘で、これまでも、自分の時間を費やす「趣味」、文化祭や生徒会などの「委員会」、理系や文系などの「専攻科目」、部活やサークルなど、自分が参加する対象を選んできたのと同じで、「社会に出るにあたって、今後どのようなプロジェクトに参加するか?」という視点で就職活動を行うという発想の新しさ、面白さ、意外性、考えやすさに、大きな影響を受けました。

この記事を読む皆さんも、そのように考えると少しだけ気が楽になって、企業を探すことや、応募することが、これまでよりも新しく、ワクワクしてきませんか?

今後携わっていく「新しいプロジェクト」の選定にあたって「自分自身」を振り返る(自己分析)

ご存知のとおり、就職活動において「自己分析」はとても大切です。
しかし、自己分析が大切だと言われても、今ひとつパッとしない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身は、『就活は、次に自分が携わる「新しいプロジェクト」を見つけるための″準備″の期間』と考えるようになってから、自己分析についてもイメージがしやすくなりました。

自分自身が、学生時代に部活や委員会を選んできたのと同じように、次に自分が携わる「新しいプロジェクト」を探す上では、自分にとっての単純な興味もとても大切ですし、自分自身がどのような環境で、どのようなことをする時に力を発揮できるのか?興味を持ってきたことの共通点は何なのか?どのようなプロジェクトだと貢献がしやすいか?成長に対するモチベーションが保たれるのはどのような条件が揃う場合か?などを一つずつ丁寧に紐解いていくことで、次に携わっていくべき「新しいプロジェクト」についても、徐々に明確になっていき、選びやすくなったり、アピールをしやすくなりました。

各企業の事業を「プロジェクト」として考えて、吟味してみる(企業研究)

ご存知のとおり、「業界研究」も就職活動においてとても大切だと言われています。こちらも、各企業の特徴、事業内容、待遇、将来性などについても、次に自分が携わる「新しいプロジェクト」を探すという発想で考えたときに、吟味がしやすくなりました。

あなたがこれまで見てきたさまざまな企業の情報を「プロジェクト」の募集に関する情報として見てみてください。世の中にはさまざまなプロジェクトがあり、それらを人が支えています。その中の、どのプロジェクトに参加するのか?という発想で考えてみると、リアルな検討がしやすくなるかも知れません。

とても長い時間をかけて、1つのプロジェクトを実践していくことに魅力を感じる場合もあります。また、1つの分野のなかで、たくさんのプロジェクトを実践し、確かな強みを持ちながら世の中に貢献していくというスタイルも、とても素敵かも知れません。これからの時代、自分自身のキャリアを考えていくにあたっては、自分が参加したプロジェクトを通じて得られた知識と経験を、また別の「新しいプロジェクト」に活かしていくというのも有効です。業界、職種、事業内容、仕事内容、待遇などを吟味するにあたっても、「プロジェクトを選ぶ」という発想によって、自分の日常や将来にどのような影響や可能性が拡がるのかを、これまで以上にイメージしやすくなるのではないでしょうか。

内定が出なかった理由が何となく分かりはじめた

就活=次に自分が携わる「新しいプロジェクト」を見つけるための″準備″の期間であることを実感したところから、これまで内定がもらえなかった理由も何となく分かりはじめ、希望を持ちながら、胸を張って歩けるようになりました。そして、就活において自分が「何をするべきか」が見えてくることになります。

1.期限を設定する

プロジェクトの応募には必ず「期限」があります。
活動にはある程度の期限を設けると良いと思います。

2.やることリストをつくる

「次に自分が携わる新しいプロジェクトを見つける」という発想を持てたところで、就職活動で行うべきことを、今一度整理し、書き出しました。前述の自己分析や企業研究だけでなく、履歴書作成、面接対策、不足している知識・スキルの習得なども、今後自分が携わっていきたい「プロジェクトに参加するための準備」として考えれば、どのようなことをすれば良いかイメージしやすくなるのではないでしょうか。

3.活動計画をたてる

期限から逆算し、計画を立てます。逆算した活動計画の具体例を見ていきましょう。

Goal 例)3ヶ月(12週間)で内定を1社獲得する!
Step1

面接数は10社と決める。
※仮に面接→内定率が10%だとすると面接は10社受ける必要があります。

Step2

応募数を決める。
※仮に書類選考通過率が約50%とすれば、約20社へ応募する必要があります。

Step3 週単位のスケジュールに落としてみる。
自己分析・応募書類作成(12週目)→求人検索・応募活動(34週目)
12次面接期間(59週目)最終面接(1011週目)など。

これまでよりも高いモチベーションで、活動することができそうな気がしてきませんか?書類選考や面接の通過率(内定率)は、自己分析や企業研究が上手に行えるようになることで向上させていくことができますので、これまでの実績と比較しながら、目標や計画を調整していくと良いと思います。

4.実際に活動をしながら定期的なチェックを行う

それでも書類選考や面接がなかなか通過できない場合など、計画通りに行かない場合は、応募書類の見直し、求人の探し方、応募社数を増やすなど計画の再チェックをすることが必要です。1日あたり何時間程度、活動するかを決め、週に12日は就活をしない日を決めて、心身ともにリフレッシュすることも大切ですね。

アドバイザーへの相談は活用すべき!

前述のとおり、期限を設定し、それに沿った行動をしっかり行っていくことが良い就職活動を行うための重要なポイントです。しかしながら、やはり、途中で行き詰ってしまう時もあるでしょう。そのようなときは1人で悩まず、先輩や知人に早めに相談したほうが結果上手くいくことが多いです。私自身、アドバイザーに相談したからこそ、活動計画を作ることができ、実践することができました。東京しごとセンターのような公共性の高い就業支援施設はぜひ利用するべきです。

そんな私も、いまでは就業支援を行うアドバイザーのひとり。この記事を読む皆さんも、行き詰った時には「自分はダメだ~!」なんて思わず、ぜひ一度相談をしにいらしてください。同じような悩みを抱えたことのある者として、本当に親身なアドバイスをさせていただきます。皆さんに喜んでいただくことが、何よりのやりがいです。

最後に

できるだけ計画通りに進めるためには、就活のPDCAサイクルを繰り返し回していくことが重要です。PDCAサイクルとは、物事を計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)の4つのステップで円滑に進めていくための手法で、就職をしてからも役に立つようなスキルになるものです。就職活動そのものが、あなた自身の成長やスキルアップにもつながり、「働ける!」という自信につながるといいですね。

編集部からのコメント

「就活=今後携わることを探すための活動」と考えると、気が引き締まりますし、進め方のイメージがしやすくなりますね。期限は必ず守る!という思いで、計画的に活動することが必要だということもわかりました。「どうしよう!困った!」というときこそアドバイザーに相談しながら、活動計画を見直し、内定というゴールに一緒に向かっていけたら心強いですね。


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