説明会や面接などで企業に足を運ぶ場合には、何を持っていったらいいのでしょうか。
安心して選考に挑めるよう、あらかじめ準備しておいた方がいいものをご紹介します。
事前に用意しておくことのメリットは?
就活では新しく用意しておいた方がいいものがいろいろとあります。一方で、就活が進んでいけば企業研究や面接対策などで頭がいっぱいいっぱいになってしまうことはよくありがちです。気がついたら本番直前なんてこともあり、「あれを用意しておけばよかった」と後悔したり、準備不足で出先で困ることもあるのです。
ちょっとしたことではありますが、説明会や面接当日に余裕を持って挑むためには、事前の準備が実はすごく大事になってくるのです。
当日の持ち物リスト
当然、スーツやネクタイ、靴やカバンなどは自分に合ったものを用意する必要があります。それ以外で「持っておくと役に立つもの」はあらかじめ準備しておくといいでしょう。
以下のリストを参考に必要なものを揃えておけば、安心して説明会や面接に挑むことができるはずです。
⚫︎筆記用具・メモ帳
普段使っているもので構いませんので、手に馴染んだ筆記用具を持ち歩くようにしましょう。ボールペンの場合はインクの残量をチェックしておくこと。
メモ帳は小さなもので構いませんが、すぐに取り出せるようなものがいいかもしれません。就活用に一冊ノートを作っておき、そこにメモを取るようにしてもいいでしょう。
スケジュールや選考内容などの大事なことを口頭で伝えられる場合もあるので、メモを取っておけば安心です。なお、スマホでメモを取る癖がある人も、就活中はメモ帳を使うようにしましょう。
スマホの電源を切らないといけないなど、使えない状況もあるからです。
⚫︎腕時計
説明会や面接では遅刻は厳禁です。計画的に移動を行うためにも、時間には敏感になっておく必要があります。
普段は携帯電話で時間を確認する人も多いと思いますが、携帯電話が使えない場合も考えると、腕時計をつけてこまめに時間を確認する習慣をつけておく方がいいでしょう。
時報サービスを活用して正確な時間に合わせておくことも忘れずに。
⚫︎モバイルバッテリー
列車の遅延や不慮の事故などにより、集合時間に遅れそうになった場合はすぐに企業に連絡する必要があります。充電がなくて使えないなどということがないように、携帯電話の充電はできるだけ満タンにして持っていくよう心がけましょう。
地図アプリを見たり、合否の連絡を受けたり、説明会の予約をしたりと、出先で携帯電話を使わなくてはいけない場面も多々あります。充電がなくなって連絡ができないとなれば失礼にあたりますし、チャンスを逃すことにもなりかねません。いざという時に備えてモバイルバッテリー(とケーブル)を用意しておきましょう。
⚫︎折り畳み傘
突然の天候不良でスーツや持ち物が濡れてしまったり、髪型が崩れてしまうことがないとも限りません。カバンに入れて置けるような折り畳み傘を用意しておきましょう。
⚫︎印鑑
面接会場に来るまでにかかった交通費を支給してくれる場合、精算のために印鑑が必要なことがあります。また、履歴書や提出書類などで捺印が必要なケースもあるため、印鑑は持っておいた方がいいでしょう。
簡単に押せるインクタイプのものではなく、朱肉につけて押す認印があれば安心です。
⚫︎クリアファイル
大切な書類や資料などを持ち帰る際、折れたり汚れたりしないようにするにはクリアファイルがあると便利です。企業に提出する書類がある場合も、クリアファイルに入れて持参した方が汚れたりシワにならずにすみます。A4版のものを2、3枚常備しておくといいかもしれません。
書類をファイルごと提出する場合もありますので、透明︎(中身が見えるもの)かつ無地なものを選んでおけば問題ありません。
⚫︎ハンカチ、ティッシュ
汗をかいたり、雨でぬれた時などにはハンカチがあれば安心です。新しい清潔感があるものをポケットに入れておくようにしましょう。
ハンカチは普段使用しているもので構いませんが、スーツなどの服装と合わせて、あまり派手すぎないものの方が無難でいいかもしれません。
⚫︎マスク
説明会や面接でのマスクの着用ルールについては統一されたものはありませんが、企業の中にはマスクの着用をお願いしてくるところがあるかもしれません。
万が一に備え、予備のマスクを持っておく方がいいでしょう。
⚫︎歯磨きセット
外で昼食などを摂った後に企業を訪問する場合は、エチケットとして歯磨きを忘れないようにしましょう。旅行用などの持ち歩けるコンパクトのものを1つ用意しておけば問題ありません。
⚫︎常備薬
常備薬がある場合は、あくまで緊急時用としてピルケースなどに入れて持っておきましょう。「緊張するとお腹が痛くなりやすい」などの不安がある場合も、対処薬を用意しておけば気持ちが楽になるはずです。
⚫︎手鏡
企業の受付に行く前や面接の開始前などに髪型や服装をさっとチェックするために、コンパクトな手鏡があれば便利です。
⚫︎エントリーシートなど提出書類のコピー
企業に提出したエントリーシートや履歴書は必ずコピーをとっておき、面接当日に持ち歩けるよう準備しておきましょう。移動中など直前に目を通しておけると、書いた内容と話す内容が矛盾することが避けられますし、自信を持って受け答えできるでしょう。
⚫︎予備の証明写真
使わなかった予備の写真を持っておけば、持参した履歴書の写真がはがれてなくなってしまった場合でも急いで撮り直さずにすみます。
⚫︎現金
忘れ物や急遽必要になったものがあった場合は、出先で調達しないといけなくなります。電子マネーが使えない場合も考え、多少は現金を持っておけると安心です。
スーツや靴などの身だしなみのチェックも忘れずに
面接当日に慌てる原因になりやすいのが「身だしなみ」にまつわる準備です。
スーツが汚れていないかチェックし、目立つ汚れがある場合はブラシなどを使ってきれいにしておきましょう。また、シャツはアイロンをかけてピンとさせておくと好印象を与えやすくなります。
面接で正面に座った面接官からは足元までよく見えるため、靴はきれいに磨いておきましょう。足元がきれいに整っていると「きちんとした人」という印象を与えやすくなります。
なお、前日は早めに寝るようにし、面接当日は少し早めに起きられるとベストです。しっかり朝食を摂り、面接の時間にちゃんと頭が働くような過ごし方を意識しましょう。
まとめ
必要な持ち物は小さいポーチなどに整理して入れておけば出し入れも簡単になり、カバンの中がものでごちゃごちゃしなくなります。使いやすさを考えて自分なりに工夫してみるといいかもしれません。
直前になって慌てて準備しなくてすむように、あらかじめチェックリストを見えるところに貼っておいたり、ブックマークしておくと、いつでも確認できて安心です。
備えあれば憂いなし。あらかじめできる準備はしておき、説明会や面接に集中できる環境をつくっておきましょう。