キャリアに迷いや不安を感じているとき、つい一人で抱え込んでしまうことはありませんか?「こんなことで悩んでいるのは自分だけかも」「誰に話せばいいのか分からない」「人に話すのが恥ずかしい」と感じるのは、ごく自然なことです。
しかし、「話すこと」には、自分の考えや気持ちを整理するという大きな効果があります。これは、キャリアのように“正解がひとつではない問題”に向き合うときほど、より効果を発揮するものです。
話すことで「思考」が言葉になる
頭の中でぐるぐると考えているだけでは、自分が何に引っかかっているのか、何を望んでいるのかが見えにくくなりがちです。しかし、誰かに話そうとすると、「自分は今、こう思っているんだな」と、言葉にすることで初めて気づくことも多いのです。
たとえば、「この仕事に違和感がある」と思っていても、話していくうちに「本当はもっと人と関わる仕事がしたい」といった、心の奥にあった本音が見えてくることもあるかもしれません。
聞いてくれる相手がいる安心感
相談相手は、必ずしも解決策をくれる人である必要はありません。ただ「聞いてもらえる」「受け止めてもらえる」というだけで、心が軽くなったり、新たな気づきが生まれることがあります。
- 上司や先輩に話してみる
- 信頼できる同期や友人に話してみる
- 家族に思い切って打ち明けてみる
自分の声に耳を傾けてくれる人の存在は、キャリアを考える上で大きな支えになります。
キャリアカウンセリングという選択肢
身近に相談できる人がいない場合や、もっと客観的なアドバイスがほしいときは、「キャリアカウンセリング」の活用もおすすめです。プロのカウンセラーは、相談者が自分自身の力で答えにたどり着けるように支えてくれる存在です。
東京しごとセンターヤングコーナーでは、20代の方を対象にしたキャリア相談を、オンライン・対面の両方で実施しています。「こんなこと相談していいのかな?」と思うような内容でも、気軽に話すことができるので、初めての方にも安心です。
次回予告:キャリアカウンセリングってどんなもの?
次回は、実際にどのような流れでキャリアカウンセリングを活用できるのか、その具体的な流れや事例をご紹介します。キャリアに関する悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。