「キャリアカウンセリング」と聞くと、「転職したい人が受けるもの」「今すぐ何かを決めたい人向け」といったイメージがあるかもしれません。しかし実際は、もっと広い目的で活用できる、“キャリアについて話せる相手”のような存在です。
「このままでいいのかモヤモヤしている」「自分に合う仕事が分からない」「転職すべきか迷っている」「今の職場でこの先どう成長すればいいか不安」——。こうした漠然とした悩みを抱えている方にこそ、キャリアカウンセリングは効果を発揮できます。
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カウンセリングは、一旦立ち止まって“自分のことをしっかり考える場”
キャリアカウンセリングは、相談者が自分自身と向き合い、思考を整理できる安心な場です。キャリアカウンセラーは、相談者の話をじっくり聞きながら、気持ちや考えを言語化する手助けをしてくれます。その結果、悩みの輪郭が見えてきたり、進むべき方向が少しずつ定まってきたりすることがあるんです。
相談内容はなんでもOK
よくある相談内容には、以下のようなものがあります。
- 転職するかどうか迷っている
- 社内異動を検討しているが不安がある
- 今の仕事にやりがいを感じられない
- 職場の人間関係に悩んでいる
- 将来的にどんな働き方をしたいか分からない
「こんなこと相談していいのかな?」と思うような内容でも構いません。むしろ、答えが出ていないからこそ相談する価値があるんです。
東京しごとセンターヤングコーナーのカウンセリングの特長
東京都が運営する公共の支援機関なので、安心して利用できるのも大きな魅力です。
- 対象はおおむね29歳までの方
- 何度でも無料で相談可能
- オンライン/対面どちらにも対応
- カウンセラーは国家資格キャリアコンサルタントなどの専門家
「今の会社でこのまま働き続けるべき?」「社内のキャリアパスに不安がある」といった、転職を前提としない相談も歓迎されています。
一人で考えすぎないために
誰かに話すことで、自分の本音に気づいたり、新たな視点を得ることもよくあります。モヤモヤしている時こそ、第三者の力を借りてみることも大切です。
次回予告:キャリアカウンセリングってどんなもの?
次回は、実際にどのような流れでキャリアカウンセリングを活用できるのか、その具体的な流れや事例をご紹介します。