就職活動を始めると、いろいろな「不安」を感じる場面があると思います。その時の心得と、代表的な例について対処法をご紹介します。

不安解消のために大事なことは?

何事にも不安はつきものです。

だからこそ、少しでもその不安を解消することができれば、心配事やストレスがなくなって自分らしく仕事選びができるはずです。

大事なのは、不安は当然あるものとして、不安をそのままにしないことです。そのためには事前に対応策を準備しておいたり、不安を感じた時に「できること」や「やるべきこと」を知っておくことです。

これは全てのことに言えるわけですが、特に大事な決断をともなう就職活動においては非常に重要なことでもあります。

悩む就活生


不安解消に役立つ「3つの習慣」

就活中の不安を軽減するためには、次の「3つの習慣」をまずは頭に入れておきましょう。

1.まずは行動すること

不安を感じる時の多くは「わからない」ことが原因です。確かめられることがあるならば、自分の目や耳、そして肌感覚で確かめる習慣をつけることです。その結果次第で、さらにその次に何をすべきかが見えてくる場合も多いです。

逆に、確かめようがないことで不安を感じているのであれば、「自分の力ではどうしようもできない」と割り切ることも必要だということです。

2.人と比較することをやめること

比較すべきは「他人」ではありません。「行動する前の自分自身」です。できるようになったことや、分かるようになったことにきちんと目を向け、自分自身の成長実感を持つことで多くの不安は解消でき、逆に自信が持てるでしょう。

3.周囲の力も借りること

先が見えないものと向き合うことは大変ですが、それを全て自分一人でなんとかしようと思ってはいけません。誰かに話すことで自分の中で考えが整理ができる場合もありますし、違う角度からの助言を得られることで気持ちが晴れることもあるかもしれません。

もちろん「その道のプロ」のような人からもらえる的確なアドバイスは、心を落ち着かせる力もあります。

大事なのは「自分一人で全てを何とかしよう」と考えすぎないことです。


こんな時はどうしたらいい?

上記の「3つの習慣」を頭におきながら、転職活動中にありがちな不安の事例と、その解消のためにできそうなことを整理しましょう。

●なかなか次の選考に進めない

書類選考や面接が思うように進まない場合は、焦る気持ちを一旦抑えて、応募条件を見直ししてみるといいかもしれません。いま一度、自己分析の内容を振り返りながら「応募先企業に求める条件」について整理し直し、現在求めているものと比較検討してみるいいでしょう。

自分にとって譲れない条件にこだわりすぎて条件を狭めている場合は、もう少し広げてみることで選択肢が増える場合があります。逆に、早く転職先を決めたいことから条件を広げてしまっている場合は、焦点がぼやけてしまっていることも考えられますので、譲れない条件をもう少し絞り込んでみてください。

自分の中で「これだけは譲れない条件」だけでなく、「相談次第では譲れる条件」も明確にしておけば、企業に合わせて柔軟に対応できるようになり、選考通過の可能性も上がってくるかもしれません。

●面接がどうしてもうまくいかない

面接を突破するために付け焼き刃の対応をしようとすれば、逆に「自分らしさ」が消えてしまって余計にうまくいかなくなることも大いにあります。ですからこの場合は急いで取り繕うとするのではなく、地道な努力を続けるのが近道でもあります。

そのために有効なのが、模擬面接を受けるなどのトレーニングです。場に慣れるのはもちろん、改善点などにも気づくことができます。繰り返すことで自信をつけられれば、面接に対する不安も解消できるでしょう。

自信をつけるという点では、過去の面接を振り返って「想定質問」を再度洗い出すことも有効です。他にも、周囲の人に相談し、「自分との会話や振る舞い」において気になる点を指摘してもらうのもいいかもしれません。

●就活に関する情報が多すぎて頭が整理できない

就活中はいろんなタスクを同時並行で動かしながら対応していかなければなりません。よって頭の中がごちゃごちゃになってしまうことも多いです。そのような状況が続けば、応募先企業からの急な連絡への対応などがうまくいかないことも出てくるでしょう。

もしその状態にストレスを感じるようであれば、同時に受ける社数を減らす、あるいは一社ずつ受けるなど、欲張りすぎないことも大事になるかもしれません。自分のペースで進められそうな方法を考えてみましょう。

また、自分一人で抱え込まずにキャリアアドバイザーなどの「プロ」に相談して、情報を整理するのも効果的です。たとえば、「応募したい企業が複数あるが、どの順番で選考を進めれば無理がないか一緒に考えてほしい」「求人情報を見すぎて、自分が本当に優先したい条件が分からなくなってしまったので、思考の整理を手伝ってほしい」といった具体的な相談の仕方をしてみるのがおすすめです。第三者と話すことで、ごちゃごちゃになっていた頭の中がスッキリと整理され、次にとるべき行動が明確になるはずです。

●応募先企業から連絡がなかなか来ない

「書類を送ったものの何も連絡がない」「面接の結果を待っているのだけど、なかなか連絡が来ない」といった状況が続くと、「ダメだったのかな」「次の会社に応募してもいいのかな」「そもそも書類が届いてなかったの…?」などと不安に駆られるもの。

そうした場合は一人で悶々と不安になっていても仕方がないので、企業(あるいは担当者)に直接問い合わせてもいいでしょう。企業側の都合で遅れている場合はその旨を説明してもらえますし、何かの手違いで連絡が届いてない場合はそこで確認することもできます。

そもそもそうならないようにするためにやっておきたいのが、事前の予定の確認です。面接の最後にどのくらいで結果の連絡がもらえるのか目安を確認したり、選考のスケジュール感をあらかじめ確かめておけば、「そろそろかな」と気持ちの準備もできますし、企業への問い合わせもしやすくなります。

●「就活以外のこと」との両立がうまくいかない

頭の中の大部分を就活が占めてしまっていると、なかなか他のことに頭が回らず、手につかない状況になることもあるでしょう。そしてその状況がストレスや不安の原因になってしまうことも大いにあります。

そういう時は、無理に切り替えることも大事です。例えば「就活に関することをやるのは○時から○時まで」と決めてしまったり、「一日○時間は就活のことを考えない時間をつくる」などとスイッチそのものを切り替えてしまうのもいいかもしれません。また、「○曜日はお休みにする」「就活にあてる時間は週に○時間を上限にする」などと一週間のスパンで考えてみるのもいいでしょう。

そうすることで、逆にダラダラと過ごす時間も減り、メリハリがつけやすくなるメリットもあります。

もちろん体力的に厳しいと感じるために気持ちが落ち着かない時は、睡眠時間の確保を優先することも大事ですし、食事もしっかりと摂りましょう。「1つ○をしたら自分にご褒美をあげる」といった気持ちを高める工夫も効果的です。

●何をすべきかがよく分からない

就活中は「あれをやらないと、これをやらないと」と急かされるような場面も多く、あたふたしてしまうこともあると思います。特にうまくいっていない時はそれによって追い込まれてしまいがちです。やらないといけないことが多い時に限って、漠然とした不安から逆に何も手につかなくなったりしてしまう場合もあるでしょう。

一人で考えていてもどうしよにもならない時こそ、周囲に相談し、もやもやしていることを吐き出すのは効果的です。具体的なアドバイスが得られることもありますし、状況を他者に伝えようと努力することで、逆に自分自身の頭の中が整理されることもよくあるからです。

就活経験者や自分のことをよく知る人に相談するのもおすすめです。あるいは、たくさんの事例を知る東京しごとセンターの就職支援アドバイザーのような「プロ」への相談も有効です。


まとめ

就活中は、誰しもが何かしらの不安を感じるものです。だからこそ大事なのは、その不安をそのままにしないこと。「不安だな、心配だな」と思うことがあったとしても必ず対処法があります。ぜひ行動に移し、前向きに転職活動が進められるよう努力してみてくださいね。


オンラインカウンセリングはこちら