グループディスカッションを突破できずに苦労している方はいませんか？

できれば避けて通りたいものですが近年、選考形式にグループディスカッションを取り入れている企業は増えています。

よって、就活生にとってグループディスカッションは必ず乗り越えなければならない関門といっても過言ではなく、面接と違い、当日のグループメンバーやディスカッションのテーマによって流れが大きく変わるので対策が難しく、苦手意識を持つ方も多いでしょう。

しかし、企業の採用担当者がグループディスカッションで何を見ているかなど、グループディスカッションを理解することで対策をとることができます。

採用担当者は何を見ているのか？
グループのメンバーはライバルではない
選考に有利な役割、不利な役割はあるのか？
グループディスカッションでやってはいけない4つの行動
まとめ

採用担当者は何を見ているのか？

企業の採用担当者はグループディスカッションで「集団の中での対応力（コミュニケーション）」を見ています。互いに初対面となるメンバーが集まり、短い時間の中で、あなたや他の応募者がどのような議論やコミュニケーションを展開していくのかを見ています。

グループのメンバーはライバルではない

同じテーブルのメンバーをライバル視している人がいますが、それは大きな間違いです。グループディスカッションは、メンバーが協力して、与えられたお題（テーマ）に対しての「回答」を出すことが目的です。よい結果を導く為に議論を盛り上げることがカギとなります。グループディスカッションはチームプレーであることを意識しましょう。

選考に有利な役割、不利な役割はあるのか？

グループディスカッションの役割について「司会進行役が選考に有利」だとか、「役割につけなかったら不利」という噂を聞いたことはありませんか？グループディスカッションにおいて、ついた役割に有利も不利もありませんが、ここでは役割別に特に意識したいことをご紹介します。

進行係

進行係は限られた時間で複数の人の意見を整理し、結論を導く為に進行する役割です。議論を仕切るのではなくメンバー全員が発言しやすい状況をつくるよう意識しましょう。また議論が盛り上がると要点が見えなくなりがちです。常にメンバーの発言の要点を見つけるよう意識しましょう。

書記係

意見交換が活発になると、すべての内容を記憶することは難しくなります。書記係は発言の要点をメモするよう意識しましょう。議論が滞ったり、方向性を見失ったりしてしまう場合、一度整理する意味でもメモした要点を場に伝えましょう。

時間管理係（タイムキーパー）

時間管理係はただ経過時間を伝えるのではなく、「メンバーが意見交換する時間」「意見をまとめて結論を出す時間」「発表を練習する時間」時間配分を細かく意識しましょう。

その他のメンバー

役割りについていない人も、活発な議論が展開できるように積極的に議論に参加するよう意識しましょう。
また、役割についた人が、うまく役割を果たせていないと感じた時サポート役に回ってもよいでしょう。

グループディスカッションでやってはいけない4つの行動

グループディスカッションで意識するポイントを押さえたら、やってはいけない行動は自然と見えてきます。ここでは、特にやってはいけない行動をご紹介します。

無言

グループディスカッションに慣れていなかったり、自分の考えに自信が無かったりして、気が付いたら一言も発言しないまま議論が終わってしまったという経験はありませんか？どんな理由があったとしても、無言は議論に参加していないとみなされ、とても勿体ないことなのです。議論についていけない場合にも、相槌をうつなどして参加している意思を示しましょう。また臆せず積極的に自分の考え等を発言しましょう。自分の発言がきっかけで思いがけず議論が活発になることもあるかもしれません。