コロナ禍を経て「オンライン面接」を導入する企業が増えました。
ここでは、初めてのオンライン面接でも安心して挑めるように、事前にやっておくべき必要な準備を取り上げます。
なぜ事前の準備が必要なのか?
コロナ禍を経て、オンライン面接に注目が集まるようになりました。最近では業務の効率化や応募数を増やしたいという企業側のニーズから、オンライン面接の導入がさらに進んでいます。よって、応募者にとってはオンライン面接にきちんと対応できることが、必須条件になりつつあるのです。
オンライン面接を利用できることで、足を運びにくいような場所の企業の面接も受けやすくなります。それだけチャンスは広がるわけですね。
また、オンラインでやりとりできる環境を整えていくおくことは、就職後の仕事にも役立ちます。今やビジネスにおいてはオンラインでのコミュニケーションは欠かせないものになりつつあるからです。そのための環境整備だと考えて、面倒だと思わずにチャレンジしてみましょう。
オンライン面接に必要なものは?
まずはオンライン面接ができるよう環境を整えるために、必要なものを揃えましょう。
パソコンなど、使えるものが手元にある場合は、新たに最新のものを買いそろえる必要はありません。
<必要になるもの>
●デバイス(パソコンやスマートフォン、タブレットなど)
●イヤホン、マイク
●ウェブカメラ
デバイスにカメラやマイクが内蔵されている場合は、それを使えばいいでしょう。
イヤホンやヘッドホンがあると相手の声が聞き取りやすくなるため、準備できると安心です。
マイク付きのものもあるので、自分に合うものを探してみましょう。大事なのは使い勝手なので、最初から高価なものを選ぶ必要はありません。
必要なものをそろえたらやっておきたいこと
デバイスなどが揃ったら、余裕のあるときにセッティングを済ませておくといいでしょう。
●使用するツールのアカウントを取得する
オンライン面接では、Zoom、Google Meet、Skype、Microsoft Teamsなどのツールを使うことが多いです。企業からどのツールを指定されても対応できるように、あらかじめよく使いそうなツールのアカウントを取得しておいてもいいでしょう。
なお、表示されるアカウント名はニックネームなどにはせず、相手にもわかりやすいように本名(フルネーム)で設定しておきます。
●動作確認を済ませておく
安心してオンライン面接に挑むためには、使い方に慣れておくことも大事です。自分や相手の声が聞こえるか、画面が表示されるかなど、一度実際につないでみましょう。
家族や友人にも協力してもらいながら、スムーズなやりとりができるように練習しておくといいかもしれませんね。
オンライン面接を受ける場所を確保しておく
オンライン面接で見落としがちなのが「場所」の確保です。
場所を問わずに受けられるのがオンライン面接の便利なところですが、だからといってどこでもいいわけではありません。相手にとって失礼がないことが大前提ですが、あなた自身が面接に集中できる場所であることも大事です。
以下のポイントを参考に、ベストな環境を確保しておきましょう。
<場所を選ぶ際のポイント>
●インターネットの接続が安定している場所
●雑音が入りにくく、プライバシーが確保できる場所
●壁の前など背景がシンプルな場所
●表情が見えやすい明るい場所
●背景に誰かが写り込みにくい場所
画像が乱れたり音声にズレが生じたりすると、やりとりがスムーズに行えず、相手に迷惑をかけることになります。自宅の中でもインターネット接続が安定して行える場所を探してみましょう。
同居する家族の都合や居住環境によって上記のような場所が確保できない場合は、個室のレンタルオフィスや、一人用のワークスペースなどを活用するのもいいでしょう。
なお、自宅以外の場所を選ぶ場合、カフェなどのお店を利用するのはやめた方がいいでしょう。あなたの声が周囲の不特定多数の人に聞こえてしまうとプライバシーが守られませんし、企業側もそのような場所で面接を受けるあなたに対していい印象を持つとは考えにくいからです。公園などの外の空間も避けましょう。周囲に人がいなかったとしても、車などの走行音や風などによるノイズは思っている以上に相手にとって耳障りなものだからです。
まとめ
オンライン面接が決まってから慌てて準備するのではなく、余裕のあるときに環境を整えておくようにしましょう。
そうすれば、急に面接が決まった場合でも、タイミングを逃すことなく面接が受けられます。