仕事探しにおいては「自分自身が何を大切にしているのか」をはっきりさせておくことがとても大事です。そこで重要になるのが、「価値観」を理解しておくこと。ここでは、自分自身の価値観を見える化するのに役立つ「価値観リスト」と、その活用方法を紹介します。

仕事探しでは「価値観の把握」がとても大事

価値観とは、自分自身が「大切にしているもの」や「好きなもの」「正しいと思っていること」を決める際の判断基準となるもの。性格や強みとは違うもので、物事を評価する際の基準となる「軸」のようなもののことです。

この価値観というものは、仕事選びにおいて非常に重要です。「自分がどのような仕事をしたいのか」「何のために働きたいのか」「どんな環境にいたいのか」といったこと全てに影響するからです。

つまり、自分の価値観をわかっていなければ、自分らしい仕事を見つけることは難しい、ともいえます。

とはいっても、価値観というものはどこか漠然としていて、言語化するのは簡単ではありません。だからこそ、自分自身の価値観をわかるように可視化する努力をしておかないといけません。

そこで役立つのが「価値観リスト」というものです。


自己分析に役立つ「価値観リスト」とは?

今回紹介する「価値観リスト」とは、ニューメキシコ大学が公表している心理学研究を参考にしたもので、心理療法でも活用された「自分自身が大切にしたいこと」のバリエーションをまとめたものです。

なかなか言語化するのが難しい価値観というものが見える化されていて、リストになっています。これをうまく応用すれば、仕事探しのための自己分析にも役立てられます。

「価値観リスト」は全部で80の項目があります。


<価値観リスト チェックツール>
回答数: 0 / 80

各項目について、直感で「○(とても重要)」「△(重要)」「×(重要視しない)」を選択してください。下部のボタンから結果を保存できます。


メッセージ



「価値観リスト」を活用する手順

この「価値観リスト」はいろいろな活用の仕方ができます。ここでは1つの例として、自分にとって優先順位の高い「大事なもの」を客観的に見つけていく方法をご紹介します。

【手順1】

まずは80の項目を分類していきます。すべての項目をチェックして

  • 自分の中でとても重要視しているものを「○」
  • 特別ではないが重要だと思うものを「△」
  • 特に重要視しないものを「×」

に分類していきます。この時点ではそれぞれの数はあまり気にしないで大丈夫です。

【手順2】

続いて、【手順1】で○をつけた「特に重要視しているもの」を10個に絞り込みます。
もしこの時点で10個以下だった場合は、次の手順に進んでください。逆に、○が40個以上ある場合は、まずは半分に減らしたのち、この手順を進めてください。

【手順3】

10個選んだものから、さらに5個に絞り込みます。さらに、この5個については優先順位をつけます。
この3つの手順で絞り込んだ5つが、あなたが「特に大事にしたい価値観」ということになります。その中で順位が高いものほど、「譲れないもの」といえますので、迷った時はこの優先順位を参考に判断していけば、自分の軸をブラさずに選択していけるはずです。

●作業のポイント

80の項目をプリントアウトすればチェックを書き込みやすいでしょう。あるいはエクセルなどに移すことで、チェック付けや並べ替え作業が楽にできます。
【手順1】で絞り込んだ数にもよりますが、【手順2】以降は選んだ価値観を別々の紙に書き写して、机の上で並べ替えながら絞り込みや順位づけをすると、考えやすいかもしれません。
1位から5位まで順位づけをするのが難しい時は、トーナメントのようなかたちで「これとこれならどっちが大事かな」などと比べながら、より優先順位の高いものを探していってください。あるいは、100%の中で5つの項目の割合を考えてみるもの有効です。


自分の価値観に目を向けることのメリットとは?

「大切にしたい価値観」がわかっていると、さまざまな場面で役立ちます。

●仕事探しや会社選びに役立てられる

会社選びや仕事選びはたくさんの軸の中から判断していかないといけませんが、「自分が大事にしている判断軸」があれば、「あれも、これも」と迷うことは少なくなるでしょう。「大切にしていること」や「譲れないこと」を重視して企業分析を行えば、自ずと選択肢も絞れてくるはずです。
例えば「成長」や「達成」といった項目の優先順位が高い場合は、若いうちから責任を伴う仕事を任されるようなチャレンジできる環境を探してみるといいかもしれません。あるいは「献身」や「友情」が高い場合は、同世代の仲間が近いような会社や、チームでの仕事を重視するような環境を探してみましょう。

●応募書類の作成や面接対策にも役立つ

価値観は自己アピールの際の軸にもなるものです。「自分はこういう人間で、こういうことを大切にしている」と自分の言葉で伝えやすくなるはずです。

●自分のことがわかっているという「安心感」や「自信」にもつながる

「自分はこれを大事にしている」という軸を自分自身で理解できていれば、迷った時でも判断にブレがなくなります。それは「安心感」や「自信」にもつながるはずです

ただし、価値観というものは置かれた環境や状況によって変化することもあります。例えば家庭を持ったり、働く環境や役職が変わったり、周囲との人間関係が変われば、「大事にしたいもの」や「その中での優先順位」も変わっていく可能性があります。定期的に見直して、「その時に大事にしたいこと」を可視化しておきましょう。


まとめ

仕事を探す時に、「条件」がどれだけぴったりとあっていたとしても、自分の中の価値観と合っていなければ、おそらく「こんなはずじゃなかった」となり、長く続かないでしょう。それくらい、価値観というものは大事であり、自分に合った仕事を探すための指針となるものです。

ぜひ自分の価値観を理解するためにも可視化・言語化して、働き方を選択する際や仕事探しで役立ててみてくださいね。


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