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新型コロナウイルスによる人材市場への影響
ニュースを見ていると「宿泊・飲食業は、前年の同月と比べて就業者数が38万人減少」といった内容や「製造業は業種別で最も解雇見込み数が多い業種」など、新型コロナウイルスによる影響はマイナスの出来事や変化がクローズアップされています。
しかし、このコロナ禍の影響によって反対に伸びている業界も存在します。今回は現在の環境下において伸びている業界や業種についてお伝えいたします。
コロナ禍でも伸びている業界・業種は?
ニュースを見ていると、新型コロナウィルスの流行によってあたかも日本全体が不景気になっているように見えてしまいますが、例えば以下のように伸びている業界もあります。
医療・衛生用品業界
マスクを始めとして、ハンドソープや消毒液を販売している業界は、需要が大きく伸びています。
一時期、これらが店頭からなくなり、転売業者が高値で販売して規制されたことなども、大きなニュースとなりました。
その後、各企業・各方面の努力により、供給が追いつくようになりましたが、しばらくは安定して伸び続ける業界と言えるでしょう。
IT業界
ソーシャルディスタンスの維持が求められ、政府からもテレワークが推奨された結果、関連するシステム、機器、サービスを取り扱う業界は大きく伸びました。
加えて、今まで人力で行っていた様々な業務をIT化し、省力化を目指すような動きが活発になってきており、ITまわりの業界は全体的に伸びてきています。
物流系
ここ数年「フリーマーケットアプリ」などのサービス系ビジネスが急成長してきた中、新型コロナウイルスの影響によって「外出」がはばかられ、各大手のEC事業者に加えて「個人間」での取引も急増しています。それに伴い、ネット通販に関わる市場や業界が全体的に大きく伸びました。また、それらの影響によって物流系の需要も大きく伸びており、最近では、大手のEC事業者が、独自の物流網を構築するなど、各社が力を入れて対応しています。
白物家電
一部の製造業では不景気と言われているものの、白物家電などの分野では、外出を控える動きにあわせて需要が拡大しました。
エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、家にいる時間を快適にするための家電が売れているようです。
ゲーム業界
家の中でできる娯楽として需要が拡大しました。
ゲーム機器本体の品薄状態がニュースになるほどの状況にもなっており、転売業者が未だに買い占めを行っているような状態です。
さらなる新しいゲーム機器のリリースなどもあり、しばらくは好調を維持するのではないかと言われています。
製造業の中には好調なカテゴリも
製造業については記事の冒頭で述べたように業種別でみると最も解雇見込み数が多い業種ですが、産業次第で好不調が分かれている状態です。
これは製造業のすそ野の広さも関係しています。日本の就業者数は6,724万人のうち製造業で1,063万人を占めているため、産業によって大きくその状況が変わります。
例えば需要が急速に伸びている「医療機器」も製造業に入る他、「家電」や「スマートフォン」なども伸びています。
そのため「うちの業界はもう厳しいけれど、お隣の業界は絶好調」といったことが発生しているような状況です。
ニュースや求人などの情報を掛け合わせれば「ねらい目」な企業を見つけ出せる
今回ご紹介したように、コロナショックによる失業がクローズアップされていますが、同時に好調な業界も探せば見つかります。
残念ながら雇止めや解雇をされてしまった方も、こうした情報収集を行うことで、今までのキャリアを活かした環境が見つかるかもしれません。
探し方はニュースを広く読むことや、求人情報を見てみて「今どの業界が好調なのか」「求人が多い業界はどこか」などを自分なりに考えてみることが重要かも知れません。
これまでの経験を活かすためには
転職や再就職を目指す場合、ご自身のそれまでの経験についてよく振り返ることが重要です。
自分では「たいしたキャリアがない」と思っている場合でも、視点を変えてみると他の企業でアピールできるようなスキルや経験を持っていたりするものです。
それらを的確に行うことは一人の力ではむずかしい場合もありますが、学生や若者の就職・転職・再就職を支援する「ジョブカフェ」と呼ばれる、各都道府県に設置された就業支援施設では、それらのサポートを無料で受けることができます。
東京都が設置したジョブカフェとなる「東京しごとセンター ヤングコーナー」には、業界動向にも詳しいアドバイザーが多数在籍しています。
ご自身のキャリアの棚卸しをしたり、今好調な業界を探し当て、安定した転職を目指すことも可能です。
相談することで今まで知らなかったぴったりの企業を見つけ出してもらえるかもしれません。
コロナショックの影響を受けた業界にいらっしゃる方は、ぜひ一度ご相談ください。